名将グレッグ・ポポヴィッチ氏がスパーズのHCを退任

現地5月2日、29年に渡ってサンアントニオ・スパーズの指揮をとってきた名将グレッグ・ポポヴィッチ氏が、今季限りでスパーズのHCを退任しチームの球団社長に就任することが発表されました。

昨年の11月に脳梗塞で倒れチームを離脱していたポポヴィッチ氏。その後はミッチ・ジョンソンACが代理としてスパーズの指揮を執っていましたが、今回の発表でジョンソン氏が正式に後任のHCに就任することが発表されました。

1988年にラリー・ブラウンのもとアシスタントコーチとしてNBAのキャリアをスタートさせたポポヴィッチ氏。ドン・ネルソン氏のもとウォリアーズでのアシスタントコーチ経験を経て、1994年にスパーズのGMに就任。その後、自らHCとしてチームの指揮をとるとデビッド・ロビンソン、ティム・ダンカンらを中心に1999年にフランチャイズ史上初のNBA制覇を達成。その後もダンカン、マヌ・ジノビリ、トニー・パーカーらを中心にチームを合計5度の優勝に導くなど、NBA通算1位となる1422勝、3度の最優秀HC賞の獲得。さらに2021年にはUSA代表を率いて東京五輪で金メダルを獲得するなど、NBA史上屈指の名将として数々の輝かしい成績を収めました。

ポポヴィッチ氏の退任により新たな時代を迎えることになったスパーズ。今後どのような歴史を描いていくのか。新生スパーズに期待しましょう。


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