日本代表がウェンバンヤマ擁するフランス代表と激突【パリオリンピック】

現地8月30日、フランスのパリで行われているオリンピック男子バスケットボールで、日本は同じくグループBのフランスと対戦し、オーバータイムにもつれる大接戦を演じましたが90-94で惜しくもフランスに敗れました。

グループリーグの初戦はワールドカップ王者のドイツ相手に77-97で敗れていた日本。第2戦は東京五輪で銀メダルを獲得し、ルディ・ゴベア、エヴァン・フォーニエ、ニコラ・バトュームらに加え、昨季の新人王を獲得したビクター・ウェンバンヤマを擁する強豪フランスとの対戦となりました。

試合前半は八村選手、河村選手を中心にスタメンを長時間起用しフランスに食らいついた日本。一方のフランスは、注目のウェンバンヤマが八村選手とのマッチアップにリズムを掴めず、高い確率でシュートを決め続けた日本代表が44-49の5点差で前半を折り返しました。

後半はゴベアをベンチ出場に変更してきたフランスに対し、自分達のバスケを貫く日本は引き続き八村選手、河村選手を中心にチームバスケを展開。しかし勝負の第4クウォーター、これまでチームを引っ張ってきた八村選手がこの日2つのアンスポーツマンライクファウルで痛恨の退場。

エースを失った日本代表でしたが、河村選手がファウルを受けながらのスリーポイントやレイアップでエースの不在をカバーし、残り5分でフランスに逆転。このまま逃げ切りたい日本代表でしたが、第4クウォーター残り47秒でフォーニエのタフなスリーポイント。さらに残り10秒でストラゼルのスリーポイントがファウルになるなど、自国開催のフランスが最終盤で猛追を見せ84-84でオーバータイムに突入することになりました。

オーバータイムでは、ここまで調子の上がらなかったウェンバンヤマがスリーポイントプレーを含めた連続得点をあげるなど、最終的にチームトップとなる18得点10リバウンド6アシストを記録。対する日本代表の河村選手も、スリーポイント6本成功を含め29得点7リバウンド6アシストをあげるなど、21世紀以降のオリンピックでルオル・デン(2012年)、ケビン・デュラント(2016年)に続き、25得点5アシスト5リバウンドを記録した史上3人目の選手になりました。またセンターのホーキンソン選手は16得点8リバウンド、退場してしまった八村選手も24得点を記録し強豪フランスをあと一歩まで追い詰めたものの、惜しくも歴史的な勝利をあげることはできませんでした。

グループB最終戦であるブラジル戦は現地8月2日に予定されています。オリンピックベスト8進出、そして52年ぶりのオリンピックでの勝利を目指している日本代表の歴史的な勝利を応援しましょう。

なお、2024-25シーズンのスケジュールの発表は8月以降になります。詳細が発表され次第、改めてご案内いたします。


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