現地4月19日、メンフィス・グリズリーズの渡邊雄太選手が、6年間のNBAキャリアに終止符をうち日本への復帰を表明しました。
シーズン途中にトレードでフェニックス・サンズから古巣のメンフィス・グリズリーズに移籍していた渡邊選手。グリズリーズでは平均2.6得点1.8リバウンドを記録していましたが、移籍後は5試合の出場のみにとどまっていました。
シーズン終了後、インスタグラムにてファンに向けてライブ配信を行った渡邊選手。「20代の間は何があってもアメリカでプレーをしようという目標と、NBAで本契約を結ぶと言う目標があり、その2つをクリアできたこと。そして、20代は十分苦労したため、30代は自分のやりたいバスケットをしようと思った。」と、日本復帰の理由を語りました。
また、グリズリーズへのトレード後の長期欠場は、手首の怪我だけではなくメンタルの不調が原因だったことを告白。シーズン最後のミーティングでは、グリズリーズから戻ってきて欲しいと声をかけられたものの(契約2年目の来シーズンは、渡邊選手がプレイヤーオプションを保持)日本復帰の意思は変わらず。現在はメンタルの状態も回復してきており、練習も継続して行っていたため今夏のオリンピックへの準備は出来ているとのことです。
史上2人目の日本人NBAプレイヤーとして、ドラフト外からグリズリーズ、ラプターズ、ネッツ、サンズなど6シーズンに渡りNBAを生き抜いてきた渡邊選手。日本復帰により日本バスケ界がより一層盛り上がるのはもちろん、その素晴らしい経験を、渡邊選手の背中を追ってNBAを目指す次世代の子供達に伝えていってくれることでしょう。
献身的な守備とスリーポイントシュートを武器に、多くの夢を見せてくれた渡邊雄太選手のこれからの活躍も非常に楽しみです。
いろいろあったけど最高の6年間でした!!🙏 pic.twitter.com/OfXRYagSN2
— Yuta Watanabe 渡邊 雄太 (@wacchi1013) April 20, 2024