【NBAオールスター】スキルズチャレンジの歴史とルール

シュート、パス、ドリブルなどのスキルを用いて競い合うのがスキルズチャレンジです。ここでは、基本的なルールや歴史をご案内いたします。

スキルズチャレンジの歴史

スキルズチャレンジは、2003年のオールスターで初めて開催されました。初代優勝者はニュージャージー・ネッツ(現ブルックリン・ネッツ)の名ポイントガードであるジェイソン・キッド。

その後、マイアミ・ヒートのドウェイン・ウェイドがコンテスト史上唯一の連覇を達成するなど、タイムで競われていたスキルズチャレンジでしたが、2015年からは2人同時に行うトーナメント形式へとフォーマットが変更。2016年のカール=アンソニー・タウンズの優勝からビッグマンがコンテストを制覇するなど、現代バスケを象徴するような新たな流れも生まれました。

2022年からはフォーマットがチーム戦へと変更されるなど、今後のスキルズチャレンジがどのように変化していくのか楽しみな競技になっています。

優勝2回:スティーブ・ナッシュ(PHX)、ドウェイン・ウェイド(MIA)、デイミアン・リラード(POR)

スキルズチャレンジのルール

かつては最速タイムを競ったり、1対1の対戦形式で行われていたスキルズチャレンジですが、2022年のオールスターからは3人1組のチームでシュート、パス、ドリブルの能力を試されるチーム競技へと生まれ変わりました。

出場する3チームは、それぞれシュート、パス、リレーという3つの予選ラウンドを行い、得点の高い上位2チームがファイナルラウンドに進出し優勝を争います。

チーム・シューティング

1人30秒の持ち時間で、コートに指定されている5つのスポットからシュートを打ち、残りのチームメイト2人がリバウンドを取り3人の合計得点を競います。最も得点の高いチームが100チャレンジポイントを獲得します。

チーム・パッシング

各チーム30秒間で、大きさと距離、そして得点の異なる3つの動くターゲットにパスを通します。合計点が最も高いチームが勝者となり100チャレンジポイントを獲得します。

チーム・リレー

チームの全選手が参加し時間制限のあるリレーを行います。各プレイヤーは、5つのスキルを試されるコースをクリアしなくてはならず、最も速い合計タイムを出したチームが勝者となり200チャレンジポイントを獲得します。

ファイナルラウンド

ファイナルラウンドに進出した上位2チームは、それぞれのチームの全選手が参加しハーフコートショットに挑戦します。シュートを決めきるか時間切れ(1分30秒)になるまでシュートを試み、最速でハーフコートショットを決めたチームがスキルズチャレンジの優勝者となります。

スキルズチャレンジの過去5年の勝者
2021年 ドマンタス・サボニス(ペイサーズ)
2020年 バム・アデバヨ(ヒート)
2019年 ジェイソン・テイタム(セルティックス)
2018年 スペンサー・ディンウィディー(ネッツ)
2017年 クリスタプス・ポルジンギス(ニックス)

今年は誰が選出されるのか、またどのようなフォーマットで開催されるのかも非常に楽しみですね。

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