NBA観戦の1日のスケジュールと楽しみ方-マイアミ編-

NBA観戦では、試合はもちろん、観光、ショッピングなど様々な楽しみ方があります。

一方で、これはコアなNBAファンあるあるだと思うのですが、せっかく現地に行くのなら、観光よりもNBAに関連した事に自分の時間を使いたい!そんな方も多いのではないでしょうか?

ここではマイアミ・ヒート観戦を例に、試合観戦だけではないNBAの楽しみ方をご紹介したいと思います。


日本からマイアミに到着し、空港からホテルに着いたのは夜の11時半程でしたが、時差や疲れもなんのその。翌日の試合前に、さっそく1度アリーナに行ってみる事にしました。

初めての会場で観戦する場合、ホテルから会場が近かったり、あるいはスケジュールに余裕があるようでしたら、試合前に1度アリーナに行ってみることをオススメします。時間に余裕がある状況で、アリーナへのアクセス方法を確認しておけば、大事な観戦の際に、余裕を持ってアリーナに向かうことが出来ます。

午前中にアリーナに到着し、写真撮影がてら周りをひとまわりしてみました。久しぶりのカセヤ・センターに感慨もひとしおです。


ひとしきりアリーナの写真を撮り終えたあと、帰り際にアリーナのチームストアを覗いてみました。


しかし、電気も消えドアも閉まっており、営業している気配はありませんでした。今日はお休みかな?と中を覗いてみると、ドアにこの張り紙を発見。


正面に回ってみると、このような看板がありました。


ただ、矢印の示す先には「シーズン・チケット・メンバーズ」の文字。恐るおそる中を覗くと、ストアの明かりと買い物をしているらしきお客さんの姿を発見。自分に気づいたスタッフの方がドアを開けてくれ、ストア内に入ることが出来ました。

チームグッズ等の買い物は、試合の日にするものというイメージをお持ちの方も多いと思いますが、多くのチームストアが試合日以外でも営業をしています。

そして、1度NBA観戦に行かれた方はお分かりかと思いますが、試合観戦時のチームストアはかなり混雑しており、試合前後はまだ比較的時間があるものの、ハーフタイムに買い物をしようものなら第3クォーターが始まってしまうといった状態で、なかなか落ち着いて買い物をすることが出来ません。

一方、平日のストア内はこのようにかなり空いており、試合時とは違いゆっくり買い物をすることが可能です。


だた、オンラインストアと違って欲しいサイズが欠品していることもありますので、もしお目当ての品物がある場合は早めに購入、もしくは滞在時に何度か足を運んでみるのも良いと思います。

店内を一回りした後、まだ時間があった事もあって、その足でアリーナ近くのベイサイド・マーケットプレイスへ。


フードコート


Champs Sports


マイアミ・ヒートのアリーナへのアクセスは、基本的に徒歩、もしくは車になりますが、アリーナに足しげく通いたいという場合は、徒歩圏内にあるホテルの滞在がオススメです。近くにはフード・コート等があるベイサイド・マーケットプレイスや、CVSファーマシー(薬局チェーン)もあるので、滞在で困ることはありません。

ただ、ハイシーズンである2月・3月あたりは軒並みホテルの値段が上がるため、そのあたりに十分留意してスケジュールを組むと良いかと思います。

試合日だったこともあり、夕方に再びアリーナへ。


マイアミ・ヒートの開場時間はティップオフの1時間前です。入場時にこのように並ぶことも考えて、時間に十分余裕を持ってアリーナに着いておきましょう。

手荷物検査を終え、電子チケットを機械にかざしてアリーナに入場します。
この時にレシートを手渡されるのですが、会場内の通路からアリーナ内に入場する際には必ず確認されますので、無くさないように持っておきましょう。(2018-2019シーズン時点)

午前中にある程度買い物を済ましておいた事もあり、購入するのは飲み物程度。
試合開始直前まで、練習する選手達の撮影に十分時間を割くことが出来ました。


試合終了後、アリーナが閑散としていくなかホテルへと戻ろうとするも、ここで少し名残惜しかったこともあり、試しにどこかで出待ちができないか探してみることにしました。家路につくファン達をよそ目に、アリーナまわりをひとまわりしてみることに。

午前中の散策で、出入り口らしき場所が2か所あったのですが、チーム練習場の横にあるスタッフ専用駐車場出入り口の方に、ほんの数人ながらファンを発見。確かに柵もあるし、ここなら選手が出てくるかもしれない、という事でしばらく待ってみることにしました。


しばらくすると次々と車が出てきましたが、ナイトゲームだったこと、そして多くの関係者がガラスにスモークを貼っていた事もあり、なかなか選手達を確認するのは難しかったものの、窓を開けていたジョシュ・リチャードソン、ハッサン・ホワイトサイド、そして観戦に訪れていたバードマンことクリス・アンダーセンを見ることが出来ました。

出待ちをして時間が遅くなったこともありそのままホテルへ。
23:30ともなると、アリーナ横のベイサイド・マーケットプレイスのお店の多くは閉店しており、日によってフーターズは開いているようですが、前回の観戦で試合直後に行ってみたところ、非常に混雑していました。

もちろん会場内で飲食も可能なので、そこで夕食を済ませるというというのも良いと思いますが、写真撮影と応援に全力を注ぎたいという方は、ホテルに戻ってきてから食べられるように、夕方アリーナに出発する前に、ホテルに夕食(もしくは翌朝の朝食も)を買っておくと良いかと思います。

翌日、前日の試合後に数人の選手達を見ることが出来たあの場所に行き、試しに練習にくる選手達の入り待ちをしてみることにしました。


しかし、到着ししばらく待っていると、駐車場の係員から「ここで待っていてはいけない、試合の日に来なさい」との注意が。

試合後の出待ちについてはチーム側の厚意で許されているようで、係員からは何の注意も受けなかったのですが、それ以外となるとキリが無くなってしまうという事もあってか、試合以外の入り待ち出待ち等は禁止されているようです。

翌日は15:30ティップオフのデイゲームだったこともあり、ベイサイド・マーケットプレイスで昼食を済ませ、お昼過ぎにアリーナへ。

ふとアリーナの周りを歩いてみると、前日、前々日に開いていた正面のチームストアではない、初日に閉まっていたアリーナ横のストアが開いていました。


ストア内

店舗の規模は正面のストアの3/1程度でしょうか。品数もかなり少なく、品揃えも正面のストアと異なっていました。

この時店員に営業時間を確認したのですが、基本的にカセヤ・センターのマイアミ・ヒート・ストアは10:00-17:00の営業で、日によって正面のストア(メイン)、アリーナ横のストア(サイド)のどちらかが開くようです。

今回の滞在では、1日目:ナイトゲーム(メイン)→2日目:オフ(メイン)→3日目:デイゲーム(サイド)→4日目:オフ(メイン)という開店スケジュールだったのですが、試合以外で買い物をしたいという方は、現地に着いた際、観光がてら早めに1度アリーナのチームストアを訪れてみて、滞在時のチームストアの営業時間等を確認しておくと良いでしょう。

残念ながら2試合連続の勝利とはいかなかったものの、試合後再び出待ちにチャレンジしてみました。


前回のナイトゲームよりも少し人数は多かったでしょうか、自分たちも含めて15人弱のファンが出待ちをしていました。

しばらく待っていると、車に乗ったアシスタントコーチのジュワン・ハワードの姿が。濃いスモークを貼っていて見えなかった選手も多かったものの、選手ではジャスティス・ウィンズロー、ジェイソン・リチャードソン、ケリー・オリニク、ゴラン・ドラギッチであったり、選手以外ではミッキー・アリソンオーナー、パット・ライリー、HCのエリック・スポルストラ以下、ジュワン・ハワード、ダン・クレイグらAC陣。
さらに実況関係ではエリック・リード、トニー・クロッティ、トニー・フィオレンティーノ、ロン・ロススタイン、ジェイソン・ジャクソンなど、暗くてよく見えなかったナイトゲームとは異なり、沢山のヒート関係者を見ることが出来ました。

その一方で、選手たちは駐車場から車に乗って出てくるため、サインをもらうのはなかなか難しそうでした。

ただ、母国の国旗を持っていたファンを見つけたドラギッチ選手が、車を停車させて写真撮影に応じていたり、走って追いかけてきた子供のためにウィンズロウ選手が停車してサインに応じていた場面もあり、選手達を見る、見送ることが出来る、そしてサインを貰える確率もゼロではないという意味では、特に明るいデイゲーム後の出待ちはオススメかと思います。

ただ、選手たちのファンサービスは、彼らの厚意で成り立っている事ですので、選手・係員の迷惑にならないよう、マナーを守って出待ちにチャレンジしましょう。

試合観戦だけでも十分素晴らしい体験が出来ますが、試合後の出待ち、そして試合日の混雑をさけたチームストアでの買い物の仕方など、少しの工夫次第でより一層充実した観戦旅行にすることも可能です。

試合の観戦、そして観光だけではないNBA観戦の楽しみ方を、ぜひ探ってみてはいかがでしょうか。

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