極寒のシカゴでウォリアーズの出待ちにチャレンジ!

レギュラーシーズン全82試合のうち、半数の41試合をアウェイで戦うNBA。

ホームで試合を行う場合、ホームチームの選手達は、自宅から車で直接アリーナに来るため、会場以外で選手達と触れ合うチャンスはほぼありません。一方アウェイの場合ですと、選手達はアリーナ近くのホテルに宿泊するため、ホテルとアリーナ間のバス移動の際に、選手達と遭遇出来る可能性があります。

その可能性を検証すべく、アメリカを記録的な寒波が襲った1月。無謀にも全米で最も寒い都市のひとつであるシカゴで、ウォリアーズの出待ちにチャレンジしてきました。

出待ちのチャンス

ホテルで出待ち(入り待ち)をする機会について調べた所、どうやら

・空港からホテルに到着する際(深夜)
・翌日午前のシュートアラウンドのためにアリーナへ移動するタイミング(9:00~9:30頃?連戦の場合キャンセルも)
・午前の練習終了後にアリーナからホテルに戻る際
・試合前のアリーナへの移動時(ティップオフの3時間~2時間前)
・試合終了後にホテルに戻る際
・チェックアウト

で選手達と遭遇できるチャンスがあるとのことでした。

宿泊するホテルについては、もちろん公表されているわけではありませんので、自分達でネットを駆使して探さなければなりません。

あるサイトに、ウォリアーズがシカゴに滞在する際はウェスティン・ミシガン・アベニュー・シカゴに宿泊するという情報を見つけ、さらにそのホテルの近くにはNBAチームが利用しているらしいホテルが建ち並んでいるという事もあり、まずはウェスティン・ミシガン・アベニュー・シカゴに滞在し、選手の出待ちにチャレンジしてみる事にしました。


試合の前日にシカゴに到着し、まずは試しに最初のチャンスである到着時を狙って深夜ホテルのロビーでウォリアーズを待ってみました。

しかし、しばらく待っても選手達が来る気配はありません。残念ながらこのホテルでは無かったようです。

今から他のホテルを回ってみるにしても時間は深夜。そして外の気温も-16℃という事で、今後の体調も考慮し出待ちについては試合当日午前のシュートアラウンド前。そして、試合前のアリーナへの移動の2つに絞って近くのホテルをあたってみる事にしました。

出待ち当日 -午前のシュートアラウンド前-

シカゴ滞在は初めてという事もあり、早めにホテルを出発し選手達が宿泊するホテルを探しに行きました。

宿泊ホテルを調べていた際、選手が滞在するホテルの前には選手とファン達を仕切る柵のようなものが用意されるらしいとの情報を見つけていたため、それを手掛かりに近くのホテルを周ってみましたが、残念ながらそれらしき柵は見あたりません。

探し回ること数十分、1度来たフォーシーズンズ・ホテル・シカゴの横に大きなバスが到着しているのを見つけました。

さらにバスの近くに集まっている人達の横を通った際、その中の1人がウォリアーズのグッズを持っていることを発見!

これはと思い彼らと共にホテルの向かい側の道で待っていると、1人また1人とウォリアーズのユニフォームやグッズを持っているファン達が集まってきました。

しかし、寒いです 苦笑
ニット帽にマフラーと手袋、ダウンの下には極暖ヒートテックの上下に加えて何枚も重ね着をして念入りに防寒対策をしたつもりでしたが、体はみるみるうちに芯から冷えていき、寒さに慣れているであろう地元のファン達も、しきりに体を動かしたり路肩の仲間の車の中で待機するなど、かなりの厳しい寒さでした。

どこがベストポジションなのだろうか?と、うろうろしていた時「KD!クレイ!」と選手を呼ぶ声が。振り返ると頭からフードをかぶったデュラントとトンプソンが、停車していたチームバスではなく別に手配したらしい車にそれぞれ乗り込んでいきました。どうやら早めに練習をしたい選手達はチームバスとは別の車で先にアリーナに移動するようでした。

走って駆け寄ったファンもサインはもらえず、残念ながら自分も写真を取る事が出来ませんでしたが、このホテルにウォリアーズの選手達が宿泊しているのは間違いないと、なんとか探し当てた興奮と共にいよいよ期待が高まってきました。

ホテルの入り口にファンが集まり始めたのを見てか、このような形で柵が配置され、ファン達はそこに並ぶことになりました。(*この写真は午後の試合前の際のものです)

事前の情報にあった9時半を過ぎた頃、いよいよウォリアーズのチームスタッフ、コーチ、そして選手達が次々とホテルから出てきました。

スティーブ・カーHC


ショーン・リビングストン選手

ジョーダン・ベル選手


ニック・ヤング選手

朝の厳しい寒さもあってか多くの選手は足早にバスに乗り込んでしまい、サインに応じてくれたのはヤング選手とカスピ選手のみでした。

今回の目的であるホテルの前で出待ちをして選手達に会えるのか?という目標は達成したものの、やはりウォリアーズの出待ちをするのであればカリーのサイン、もしくは写真を撮りたい。

朝から長時間外に居続け、芯まで冷えてしまった体をホテルの湯船で温め、午後の出待ちに備える事にしました。

出待ち当日 -試合前-

午前の反省を生かし、持ってきたもう1組の極暖ヒートテックをさらに重ね着して再びチャレンジです。
気温が少し上がった事もあってか前回よりは体の冷えを抑える事は出来たようでしたが、冬のシカゴにご旅行される方は防寒は念入りにしていきましょう。

所用でホテルへに戻って来るのが遅くなってしまった事もあり、帰ってきた時にはすでサインの列が出来ていました。午前中より人が多かったように思います。

カリーはもうバスに乗ってしまったのかな・・・と待つこと数分、サインはもらえなかったものの、なんとかカリーを写真に収める事が出来ました。

まとめ

今回の挑戦したホテルの出待ちでは、ホームでは出来ないアウェイ観戦ならではの旅の可能性を追求することができました。

出待ちの対応につきましては各ホテルによって異なるかと思いますが、今回のフォーシーズンズ・ホテル・シカゴでは、柵が設置される以前にホテルの入り口付近で待機し続けることは他の宿泊客の迷惑、または道路の交通の妨げになるためホテル側はこれを禁止していました。

そして、やはり最前列に並んでいた方がサインをもらえている確率が高かったように思いますが、試合前の移動の際はホテルの入口から近い順番でサインが行われていたのに対して、寒さの厳しかった午前中は列の中ほどの数人がもらえるのみだったりと、アリーナ内同様、必ずしも全員がサインをもらえるわけではありません。

さらにファンサービスは選手達の厚意で成り立っているものですので、いかなる時も選手へのリスペクトを忘れずに。そして、共に並ぶのは同じNBAファンですので、良いポジションを狙いつつもファン同士マナーを守って出待ちを行いましょう。


選手達が文字通り目の前にいるという状況は、試合でもなかなか体験できるものではありません。せっかく現地に行くのだから観光よりもNBAのために時間を費やしたい。そんな方は、ぜひ出待ちにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

運良く選手達に出会う事ができ、さらにサインをもらう事が出来たなら、より素晴しい観戦旅行の思い出になるはずです。

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